(５)大城宗清(編)『<琉球政府立法院図書室>戦後沖縄の文献解題−1961年３月31日現在 −』(1961年７月３日発行、琉球政府立法印事務局、160p)(略称：戦後文献) 　この目録は、琉球政府立法院図書室所蔵の郷土資料、特に戦後・沖縄関係文献を中心 とした目録で、1961年３月末日までに収集できた戦後沖縄の文献約950冊、戦前の郷土 資料約250冊、合計1200冊が収録され、各資料に簡単な解説を付し、当図書室に所蔵し ていない戦後文献にはその所在が明示されている。分類は「戦後沖縄の文献」資料分類 法によって分類もうろくの記述はNCR(日本目録規則)1962年版を準用して原則として@ 標目(大体は編著者、分類番号)、A書名、著者表示、B出版地、出版者、出版年、C頁 数、大きさ、注記、の順に記載されている。また、目録の記述に続いて若干の解説が記 されているが、本データベースでは割愛した。 　「戦後沖縄の文献」資料分類法は以下の通りである。 「沖縄県郷土資料分類表］ S0 総記(S00 総記、S01 図書館、S02 図書･書誌学、S03 百科事典、S04 論文･講演集･ 雑書、S05 逐次刊行書･雑誌、S06 学会･博物館、S07 新聞･新聞学、S08 叢書･全集) S1 哲学･宗教(S10 哲学、S14 心理学、S15 倫理学、S16 宗教･社寺･仏教･他、 S2 歴史(S20 歴史、S21 通史、S22 文化史･渉外史、S23 上代<〜英祖王統>、S24 中世< 察度 1350〜1608>、S25 近世<慶長の役 1609〜1878>、S26 近代<廃藩置県 1879〜>、S2 7 史料、S28 伝記･系譜･人名録、 S29 地誌、S299 案内記､地図･絵図･写真集、 地方区分(0 琉球･沖縄群島、1 都市地区<那覇市>、2 沖縄南部<島尻郡>、3 沖縄中部< 中頭郡>、4 沖縄北部<国頭郡>、5 先島･宮古群島、6 先島･八重山群島、7 奄美大島群 島、8 その他) S3 社会科学(S30 社会科学、S302 一般事情<政治･経済･文化諸事情>、S304 社会時評･ 文明批評、S31 政治、S310 政治<公報･公文書･その他>、S32 法律、S321 行政作用法･ 他<布告･布令等>、S322 民立法<琉球政府法令>、S330 経済、S331 経営･経済一般、S33 4 人口･移民問題、S338 金融･銀行･保険、S34 財政、S35 統計<官公庁の現勢要覧を含 む>、S36 社会･労働、S360 社会、S361 社会政策･社会事業、S366 労働問題、S37 教育、 S38 民俗･風俗習慣) S4 自然科学(S40 自然科学、S41 数学、S42 物理学、S43 化学、S44 天文学、S45 地質 学･地理学、S46 生物学･人類学、S47 植物学、S48 動物学、S49 医学･薬学) S5 工学･工業(S50 工学･工業、S51 土木工学、S52 建築学、S53 機械工学、S55 海事工 学、S56 採鉱･冶金学、S57 化学工業、S58 食品その他の工業<糖業>、S59 家事) S6 産業(S60 産業 、S61 農業、S62 園芸･造園、S63 蚕糸業、S64 畜産･獣医学、S65 林業、S66 水産業、S67 商業<倉庫･貿易>、S68 交通、S69 通信) S7 芸術(S70 芸術<文化財一般を含む>、S71 彫刻、S72 絵画･書道、S73 版画、S74 写 真･印刷、S75工芸美術、S76 音楽･舞踊、S77 演劇･映画、S78 運動競技、S79 遊芸･娯 楽) S8 語学(S80 語学、S81 日本語<琉球方言>、S82 関連諸言語) S9 文学(S90 文学一般、S91 日本文学<琉球文学>、S92 日本文学<現代>、S93 その他諸 国文学) 文学形式区分(0 理論･文学史、1 詩歌<歌謡>、2 戯曲<組踊>、3 小説<物語>、4 随筆･ 小品､日記･紀行、5 記録<沖縄戦記>･報告文学、6 書簡) 　本目録出版の事情について、編者は「あとがき」に「昨年二月刊行の｢戦後・沖縄関 係雑誌記事索引及び資料文献(解題)｣を改訂増補の上、完成させる積りでしたが、資料 の収集・文献カードの整備等に意外に時日を要してその余裕がなく、戦後沖縄関係文献 を中心とした｢解題目録｣を作成したにとどまった。その上、資料の収集・整備に当りな がらの編集で、時間的な制約もあり、目録編成上の不備不統一を免れなかった。以上の 点については、将来の補正を期し、とりあえず−沖縄問題がクロオズ・アップされつつ ある今日−実際の利用者に、幾らかでも役立つことを念願して、出版することにした」 と記している。 　本データベース作成にあたって設定したフィールドは以下の通りである。なお、本目 録巻末に付せられた「書名索引」ならびに追補として付せられた「現行官公庁刊行物目 録」は割愛した。 (1)ﾚｺｰﾄﾞ番号、(2)分類、(3)分類記号、(4)分類項目、(5)書名、(6)編著者名、(7)出版 者、(8)出版地、 (9)出版年(西暦)、(10)出版年(和暦)、(11)ﾍﾟｰｼﾞ数、(12)数量、(13)大きさ(p)、(14) 掲載資料･ｼﾘｰｽﾞ名、(15)注記、(16)外字有無、(17)赤嶺ｺｰﾄﾞ、(18)大漢和ｺｰﾄﾞ、(19)典 拠：｢戦後文献｣で示す、(20)ﾃﾞｰﾀ番号