(15)那覇市立図書館所蔵「沖縄関係和漢書目録」(略称:「那覇市図」)  本データベースは、那覇市立図書館(編・刊)『館報・77』(昭和53年3月31日発行、86p) に収録された「沖縄関係和漢書目録」(郷土資料)に依っている。『館報・77』に掲載さ れた那覇市立図書館の「おいたち」によれば、現在の那覇市立図書館は、「1947年3月 31日沖縄民政府志喜屋知事より琉球列島米国民政府宛申請されていた図書館設置が認可 され、同年4月19日まず石川分館が設置された。同年8月9日沖縄中央図書館(本館館 長城間朝教)が知念民政府構内コンセット1棟を借りて開館し(後に那覇市内に移転し那 覇琉米文化会館となる=本館の前身)」たという。本館の前身である沖縄中央図書館は、 武徳殿跡、天妃校跡、那覇税務所構内(松尾)と各地を転々とし、1951年崇元寺跡に木造 瓦葺平家 468平方メートルが米軍予算で建築され、名称も文化情報会館から那覇琉米文 化会館(館長城間朝教)と変り、昭和47年5月、沖縄の日本復帰にともなってこの施設は 日本政府によって米国から買い取られ、那覇市に無償譲渡されて「那覇市立那覇文化セ ンター」として同年11月に再開館、さらに昭和50年8月那覇市教育委員会の所管に移管 されて「那覇市立図書館」となったという。このような成立の事情によって、同館には 沖縄中央図書館、那覇琉米文化会館以来の沖縄関係郷土資料が襲蔵されてきた。本目録 は「旧那覇文化センターを経て那覇市立図書館に所蔵されている沖縄関係図書、マイク ロフィルム、ならびに、昭和53年2月末日までに受入れが済んだ総ての沖縄関係和漢書 の目録」で、昭和48年に那覇市在住の山田有幹氏から寄贈された沖縄関係郷土資料「山 田文庫」や「歴代宝案筆写本」などが含まれている。郷土資料の分類は概ね日本十進分 類法に準拠して下記のように分けられている。 000 総記、100 哲学(哲学、心理学、倫理学、宗教)、200 歴史(歴史、伝記、地理、紀 行)、300 社会科学(政治、法律、経済、経営、統計、社会、民俗、軍事)、400 自然科 学(数学、自然科学、医学)、500 工学(工学、工業、技術、家事)、600 産業(農林業、 水産業、商業、交通)、700 芸術(美術、音楽、演劇、体育、諸芸、娯楽)、800 語学、9 00 文学、[特種コレクション]山田有幹文庫郷土資料目録、歴代寶案、マイクロフィルム目録  なお、同図書館所蔵の特殊コレクションである「山田有幹文庫郷土資料目録」、「歴 代寶案」(筆写本)は分離して「那覇市立図書館所蔵山田有幹文庫」(那覇市図山田)、 「那覇市立図書館所蔵歴代宝案写本」(那覇市図宝案)としてデータベースを作成した。 本データベースには**タイトルが収められている。 データベースを作成するにあたって設定したフィールドは以下の通りである。 (1)レコード番号、(2)分類番号、(3)分類、(4)表題、(5)編著者名、(6)出版地、(7)出版者、 (8)出版年、(9)ページ数、(10)版型(p)、(11)摘要、(12)備考、(13)外字有無、(14)赤 嶺コード、(15)大漢和コード、(16)典拠:「那覇市図」で示す、(17)データ番号: